この記事は クソじゃないアニメ Advent Calendar 2018 11日目の記事です。

内容自体はクソじゃないのにクソアニメだと言われるアニメは多くあり、今回取り上げる冒険!イクサー3もその中のひとつ。ただ多くのクソじゃないアニメが「クソじゃない理由・クソだと言われる理由」の説明に煩雑な手数を踏むのに対して、本作がクソだと言われる所以は非常に明確である。

主人公・イクサー3の声優が下手すぎる

厳密に言えば、イクサー3の声をあてているのは声優ではない。女子プロレスラーのキューティー鈴木である。Wikipediaによると

主役のイクサー3にはポリドールK.K.(現・ユニバーサル ミュージックLLC)とAICの指定で、当時人気だった女子プロレスラーのキューティー鈴木が起用された。

とのことである。なお監督が制作に入る段階ですでに決まっていて拒否権はなかったらしい[要出典]。

なお、本記事では基本的にOVA版のことについて記載しているが、イクサー3にはカセット文庫版というものもある(設定が全く異なる)。こちらでは深雪さなえが声をあてており、このOVA版について語るときは「なぜ深雪さなえじゃないんだ」というのはお約束である。

たぶん深雪さなえがイクサー3の声を担当していればもうちょっとマシな評価になったのではないかと思うと残念でならない(まぁどちらにしても埋没しそうな感じであるが)。

作風であるが、前作「戦え!!イクサー1」は簡単に言うとエロ・グロ・レズアニメだったのだが、「冒険!イクサー3」ではそれらの要素はさっぱりなくなっていて、非常にクリーンな感じのアクションアニメに仕上がっている(とはいえ今のアニメと比較すると大分流血が多い気はするが前作が前作なので全然)。

作画も今見ても結構見れるクオリティな気がする。イクサーロボは前作よりデザインが整理されて純然たるメカっぽく描かれておりスタイリッシュである。肘のところがキャノンに変形するギミック(オープニング)は今見てもかっこいい。

なお本作は2018年12月現在、イクサーロボが出てくる最後のアニメである(次作「戦ー少女イクセリオン」は変身モノなのでイクサーロボは出てこない)。

そして最近は平野監督が原作付きアニメを中心に手がけており、オリジナルをやっていないので、イクサーシリーズは多分続編が出ることはないだろう。非常に残念である。

ちなみにこちらが第1話。イクサー3の第一声は22:26ごろの「クスクス」です。

「冒険!イクサー3」と、前作「戦え!!イクサー1」との関係

OVA版「冒険!イクサー3」は、前作「戦え!!イクサー1」の数十年後の話。本作の渚は、前作の渚の孫。
カセット文庫版「冒険!イクサー3」は、前作「戦え!!イクサー1」の3年後の話。なので渚は同一人物。イクサー3の出自がOVA版と異なり、イクサー1のことを「お母様」と呼ぶ。

OVA版「冒険!イクサー3」とイクサーシリーズ他作品との関係

OVA版「冒険!イクサー3」の続きにあたるのがCDブック版と小説版の「戦ー少女イクセリオン」である。OVA版「戦ー少女イクセリオン」は他の作品とは直接はつながらない独立した話(ただイクサー戦士が過去に戦ったという話はあるので後述する「イクサー伝説」ほど完全に切れているわけではない)。
漫画版「イクサー伝説」は、他のシリーズと全くつながらない世界観の話だが(イクサー2が最初から正義側についてる唯一の作品)、野人や可愛が出てきたり、ネオスゴールド四天王がでてきたりと、本作の設定が一部流用されている。