人前で喋るということ

この記事は don.8mitsu.net Advent Calendar 2019 23日目の記事です。

以前はLT芸人として各所の勉強会でブイブイ言わせていた時期もありましたが、最近喋るのは東海道らぐくらいになってしまっており、フォーマルな登壇の際は登壇前の緊張が止まらなくなってしまいました(いざ登壇するともう喋るしかなくなるので喋れるが、ちゃんと喋れているかどうかはわからない)。

以前は社内に年50回登壇しているという猛者がおり、そこまではいかないまでも年10回は登壇してプレゼン技能を維持しようとしていましたが、喋る仕事を入れると「なんでおまえが喋ってるんだ、おまえは文章書いてくれよ」みたいなことを言われまして。ちなみに実際年10回喋ることはできませんでした。人前で喋ることを主たる業務としていない一般人の場合、まず年10回登壇する機会を用意することが非常に難しいです。

それから10年経った今はプレゼンも文章を書くこともやめて謎の業務に従事しているわけですが、たまにハンズオン登壇してくださいみたいな仕事が来るんですね。そんなわけで今年1回だけハンズオン登壇したんですけど、大して難しくない手順でドキュメントも作り込んでおけばハンズオンはほぼ問題ないということがわかりましたが、津波のように押し寄せる質問にちゃんと回答できているのかとか、トークがなめらかかとか、反省する点が多々ありました(ただその点に関してアンケートで改善要望はなかったのでこのままでいいような気がしないでもあり)。

とはいえ登壇する以上はクオリティを上げていきたいという思いは個人的にあり、しかし年2、3回喋る機会があればいいほうな状況で改善ができるかというと難しく、来年はハンズオンのコンテンツ作成に主軸を移して、ハンズオンそのものは他の人でもできるようにしていくのがいいのかなと思っています。

これに限らず「他の人ができるようにフォローしていく仕事」と「自分でできるようにしていく仕事」の取捨選択が年々重要になってきており、特にこれからは前者の仕事のウエイトが上がっていくことが予想されます。一方で「これは自分でやりたい」という仕事もあるので、それは隙を見つつねじ込んでいきたい所存でありますが、上からはあまりいい顔をしてもらえていないというのが現状だったりします。