ConoHa WINGが自動生成するDNSレコードを見てみよう

この記事は ConoHa Advent Calendar 2019 8日目の記事です。
7日目はyoku0825さんの ConoHaの上でひたすらMySQLをビルドする簡単なおしごと in 2019年 でした。

はちみつ(@8mitsu209)です。毎年参加しているConoHaアドベントカレンダーですが、今年は本当にネタがない、どうしようという状態でした。ConoHaアドベントカレンダーでありながらVPSのことを書かないことで定評のある私ですが、今年もConoHa WINGネタでいこうと思いました。ただ速度については以前やっているので、別のネタをということで、ConoHa WING + DNSネタでいこうということになりました。

ConoHa WINGが自動生成するDNSレコード

ConoHaのDNSにドメインを登録しておくと、ConoHa WINGにドメインを追加した際に自動的にDNS設定がおこなわれます。こちらの画像はConoHa WINGで使用しているドメインの設定情報です。このドメインに関しては手動で設定した箇所はないため、ここにあるすべてが自動設定されたものということになります(NSレコードはドメインを登録した際に設定されるものです)。

それでは順に見ていきましょう。

まずAレコードが4つ。@はドメインそのもの(例えばexample.comとか)を指します。mailはSMTP/POPサーバー、ml-cpはメーリングリスト設定画面です。

@とWWWが末尾14、mailとml-cpが末尾13なので、Webサーバーとメールサーバーは分けられているようです。

続いてMXレコードですが、hogehoge@example.jpのメールの配送先になります。ここではmx1.conoha.ne.jpというサーバーがその役目を担っているようです。

NSレコードは、このドメインのネームサーバーを指定するものです。このレコードだけはConoHa WINGにより設定されたものではなく、ドメインをConoHaのDNSに登録した際に設定されるものです。ドメインを管理しているレジストラの管理画面で、このドメインのネームサーバはこれらですよと入力してあげる必要があるわけです。

続いてTXTレコードが2行書かれています。1行目はSPFに関するもの、2行目はDKIMに関するものです。

これらはConoHa WINGを使っている限りは基本的にいじらないほうがいいですが、メールサーバーをOffice365にしたいとかいうときはここをいじることになります。DNSの知識が必要になりますが、比較的設定に透明性があって、自由度高く設定ができるのがConoHa WINGのいいところかな、と思っています。